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zoom RSS 名取の花は力強い!!

<<   作成日時 : 2012/04/18 00:53   >>

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 「母の日チャリティブーケ」で使わせていただく花の生産者さんを宮城・名取市まで訪問してきました。

 昨年のチャリティブーケと今年のチャリティブーケの一番の違いは  
 被災地から花を仕入れ→全国のお母様方に喜んでいただき→被災してしまった子供たちの役にたつことに使っていただく、
 というサイクルを作ること。

 これには生産者さまのご協力なくてはなしえないことなので
 ご挨拶をしに行ってきたのです。

 まずはバラを仕入れさせていただく宮城野・梶農園さんへ。

 梶農園さんはハウスの殆どが昨年の震災で倒壊してしまう被害にあわれたそうです。
 
 仙台からレンタカーを運転して名取に向かう途中はなだらかな道で
 海沿いを通ることもなかったので、梶農園さんの僅か4キロ先が海だとは思えず、ましてや(逆に) 4キロも先の海から津波が押し寄せてきたなど、全く想像できませんでした。

 この先の閖上の被害はひどくって、うちも孫が一人、翌日まで会えなかったから本当に心配した。パートさんの一人も亡くなったし…

 生々しい震災のお話をしてくださったのはお父様の丹野敏晴さん。

 それはいまでは長閑にしか見えなかった名取の、たった一年前の姿。

 被害を受けられたハウスも今は「これのどこが??」というくらい立派に復旧。
 見学させていただいたハウスの中では温度が保たれた中でパートの女性陣が丁寧に作業をされていました。
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 写真がボヤケているのはワタシの腕のせいもあるけど
 加温しているので温度が高いから。

 ハウスを案内してくださった息子さんの岳洋さんは
「原油の高騰が続いているけれど、いいバラを作るのには適正な温度と湿度が絶対に必要。いくら経費がかかっても、自分たちのバラを待って、信じて、支えてくださった方々に品質の悪い花は出したくないからね。震災の後2か月で苗を注文して、半年かけてやり直した。寒い12月だったけど、恩返しのつもりで温度は上げて原油の値段なんか考えなかった」

 すごーい!!この姿勢!!やはり評判の高いバラはこういった高くて強い意志がないとできないものなんですね。

 もう、この岳洋さんのバラへのこだわりは並々ならぬものがあって
 よ!頼れる若きバラ生産者!!
 と掛け声、かけたくなるくらい。
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 エンドユーザーに花が届いてから、きちんと開花するように十分に花を咲かせてから出荷するのは
 傷の問題や、量の問題があってなかなか踏み切れるものではないけど
 それが信用を作るからウチではちゃんと咲かせてから出荷します。オレが選花(出荷する花を選ぶこと)するとロスが多い、っていわれるけれど、これだけは曲げられない、と力強いお言葉。
 
 今回の企画上、つい「被災された」と言ってしまいますけど
 そんなことは微塵とも感じさせない、自信とプライドをもったバラづくりされていらっしゃる姿にいたく感激。

 「アタシ、アヴァランチェ(白バラの品種です)のグリーンが強くって、花が開きにくいものはちょっと苦手なんですよ」といえばわが意を得たり!とばかりに
 「それはね、ちゃんと風にあててあげないからなんだよ。風にあてて、ヒートポンプを上手に使うようにうんと研究して湿度管理を適正にすれば、きれいに開花するアヴァランチェが育つんだ。オレ、すっげぇ研究してるもん」

 お忙しい中をかれこれ2時間近く、ハウスを案内していただいてお話を伺う時間、割いてくださいました。

 どうです??

 こんな努力とこだわりをもって丁寧に育てられたバラで作るブーケ、すっごい楽しみではありませんか??

 前だけを向いてこだわりのバラを
 これからもたくさん作ってくださるだろう気鋭の若旦那のブログはコチラです http://kaji-rose.jp/blog
 

 もっと話を伺っていたい気持ちをぐっと押さえて次に訪問させていただいたのが
 カーネーションの名花園・丹野牧夫さん。

 いやー。
 この周辺は丹野さんというお名前がすっごく多くて、ナビに案内されていったお宅は別の丹野さんのお宅で、なのにワタシったら上り込んじゃって、パートさんと話をしているうちに
 「????」間違いに気が付いて慌ててその場を辞する、なんてトボケたこともやり…
 ヨカッタ…。お土産、手渡す前に丹野違いだ、ってきがついて。

 そんなおっちょこちょいのワタシをハウスの前まで迎えに来てくださったのが
 名花園の丹野牧夫さん。
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 先日まで銀座ソニープラザで被災地からのカーネーションとして展示をされていらっしゃいました。

 「うちはね、ちょっと高台だから直接波、被らなかったからこうやって今カーネーション、作れるの。他はダメだね。ボランティアの人が来て、ハウスに溜まったヘドロを懸命に掻き出してくれたけど、塩害がひどくってカーネーションが育たない。ウチはね、揺れでガラスが割れたり、枠が壊れちゃったりしただけだから助かったのさ。だから自分がみんなの分まで頑張って作っていかないと、って思ってやってる」

 そう話してくださった丹野さん、同級生を15,6人も今回の震災で亡くされたそうで
「あんまり考えないで、カーネーションのことだけ考えるようにしている」と話してくだしました。

 気持ちの整理はまだ全然できてない、とも…。

 名花園さんのカーネーションは有機栽培。

「農業試験場の人は農薬使え、っていうけど、ウチはずっとこれでやってきてるから。自信あるんだよ」
 丹野さんの背よりももっと高く育ったカーネーションはしっかりしていて
 なるほど、有機育ちってこれなのか〜と感心することしきり。

 「花が持ちすぎて次の花を買いに来なくなるから、もう少し持たなく作ってくれ、なんて言われる」とも仰っていて、有機栽培には並々ならぬ自信が垣間見えたのです。

 すごいな。

 出かける前は
 生産者さんも忙しいし、なんたって宮城だし、一人だし…なんて躊躇する気持ちもありましたけど
 やはり百聞は一見にしかず。

 生産者さんたちの花への自信、こだわり、それを支える日々の研鑽と努力の数々は
 1,2時間、話を伺っただけではわからないけれど、でも、お会いできたからこそ伝わる「気持ち」もたくさんあって、とても有意義な名取行となったのです…

 これでワタシも自信をもって花をお届けできます。
 あとは最後まで丁寧にブーケに仕立てて
 みなさまの手に渡るまで、きちんとしなくっちゃ。
 当たり前だけど、忘れちゃならない重要なことを心に刻んだ日。

 朝からなーんにも食べてるヒマなくて
 やっとありついたビールと牛タンをほおばりながら
 よし!と気合をいれなおしたのでした…
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2012母の日 チャリティブーケの詳細はコチラからお願いします!http://field-flower.net 


 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「母の日チャリティブーケ」にご賛同いただきました皆様方、本当にありがとうございました!
ブログ等で告知していただいた皆様にも伝えきれないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。

名取のカーネーションが全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える手助けができるのも2年ぶりです。

昨年の母の日は、磯のヘドロ臭さと花の香りが入り混じる温室で、茫然と立ち尽くすしかなかったので、
感無量・・・。

まだまだ復活の見通しがたたない農家さんが多いのですが、
少しでも動ける人から、できることを始めていかないと、
40年かけて、みんなで作り上げてきた名取のカーネーションの灯が消えてしまうので。。。
これは、カーネーションに限ったことだけではありませんが。

まとまりがつかなくて、申し訳ないのですが
東北のこと、忘れないでいてくれてありがとうございます。
力になってくれて、本当にありがとうございます。
宮城県民
2012/05/14 23:29
宮城県民さま
宮城県民さまのメールがきっかけとなって、このチャリティブーケを販売することができました。
ありがとうございます。
お申込みくださった方々から、とても励まされるコメントを多数、頂戴しました。
みなさん、もっともっと東北に元気になってほしい、と思っていらっしゃいましたよ。
できることは小さいけれど、今後も続けていきたいと思っています。
さいとうです
2012/05/16 15:43

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